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街のデジタルサイネージ(浅草編)2024

2024.08

街のデジタルサイネージ7回目は「浅草エリア」です。
2024年新卒の書くコラムをぜひご覧ください!


皆さんは「浅草」と聞いて何をイメージしますか?
浅草は世界的にも有名な観光地であり、浅草寺とその参道である仲見世商店街を中心として東西に広がっています。
また、渋谷や新宿、秋葉原といった東京のほかの街とは違い、下町情緒あふれる街として人気なエリアです。

本コラムでは、浅草の「デジタルサイネージ」に焦点を当て、どのようなものがあるのかご紹介いたします。

 

観光客の心強い味方

まずご紹介するのは、タッチパネル型インフォメーションサイネージです。
浅草寺近くの公園六区交番前の五差路の一角にあり、多くの観光客が通る場所に設置されています。

 

実際に操作してみると、周辺の地図や施設案内、最寄り駅の鉄道情報など様々な情報を確認することができました。
その中でも驚いたのは、経路および乗り換え検索ができるところです。

 

そして、日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語など多言語に対応しており、海外の方も使いやすい仕様となっています。
しばらく様子を見ていると、数組の外国人観光客の方々が実際にこのサイネージを使用していて、
タッチ操作で必要な情報を見ていたのが印象的でした。

コロナ禍が明けたことや円安傾向が相まって、インバウンドが急増していますので、多言語に対応したサイネージは
今後さらに増えていくと考えられます。
また、昨今のデジタルサイネージにはタッチセンサーをはじめとするセンシング技術を搭載したものが数多く見られます。
センサーの種類や用途は多様にあり、目的に合わせて組み合わせることができるのが特長です。

 

伝統とデジタルの融合

続いてご紹介するのは、2面マルチのデジタルサイネージです。
江戸たいとう伝統工芸館内にあり、アーケードの浅草ひさご通りに面しています。

江戸たいとう伝統工芸館では、江戸の商業の中心として栄えてきた台東区で、現在に至るまで受け継がれてきた伝統の技術や
工芸品が紹介されています。歴史ある街の伝統工芸品を現代の技術で、通行人や観光客など多くの人々に向けて
プロモーションしているデジタルサイネージです。

 

2台のデジタルサイネージは、同期放映されているため視認性が向上し、施設前を通る観光客に
効果的に訴求することができています。
また、ディスプレイを屋内から屋外に向けて放映する場合、屋外の明るさより高い輝度、
一般的には1500~2500カンデラが求められます。
こちらは適切な輝度であるため、屋外からでもしっかりと視認することができました。

 

立地を生かしたサイネージ

最後にご紹介するのは、雷門通りの吾妻橋交差点に面するデジタルサイネージです。
8階建てのクロスビルロイヤルパレスの屋上に設置されています。

 

このサイネージを初めて見たとき、交差点からの距離に対して高い位置にあり、
かなり見上げなければならないという印象でした。
しかし、実際に交差点から見上げると、スカイツリーやアサヒビール本社ビルも同じ視線の高さにあるため、
視認性の向上に効果的なメディアとなっています。

また、コンテンツは企業広告のほか、通行人に有益な天気予報やニュースが放映されていました。
そのことにより、企業広告のインプレッション向上に繋がっていると考えられます。
このような施策は、3Dワンコで有名なシブハチヒットビジョンなど、様々なところで見受けられます。

 

まとめ

本コラムでは浅草のデジタルサイネージを3つご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
浅草寺を中心に昔の風情溢れる街「浅草」ですが、このようにデジタルサイネージが街に溶け込み、
観光客の利便性向上や伝統文化の紹介に役立てられていました。

今回はご紹介できなかったものもまだまだありますので、浅草を訪れた際にはぜひ
「デジタルサイネージ」にも注目してみてください。

 

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