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街のデジタルサイネージ(高輪ゲートウェイ編)2024

2024.08

街のデジタルサイネージ6回目は「高輪ゲートウェイエリア」です。
2024年新卒の書くコラムをぜひご覧ください!


高輪ゲートウェイは、近年「品川開発プロジェクト」の一環として街づくりが進められており、東京タワーなどの観光名所や
ビッグステーションである品川駅付近に位置しているため、ビジネスや観光客にとって魅力的な場所です。

特に高輪ゲートウェイ駅ではAIを搭載した案内システムや決済システムが導入されており、「未来の駅」として
この街の交通の要所となっています。駅のコンコース内は光が多く差し込むようになっており、天井が高く開放的で
木目調の床が温かみを演出しています。
全体的に白を基調としているため清潔感もあり、従来の駅とは雰囲気がガラッと異なる、
まさに「未来の駅」と呼ぶにふさわしい空間でした。

 

サイネージ導入で新しいコンビニの形

高輪ゲートウェイ駅改札内に位置するウォークスルー型の無人コンビニ「TOUCH TO GO」では、
AIカメラが搭載された液晶ディスプレイが入口で顧客を出迎えます。
このコンビニでは、商品を手に取るだけでAIカメラによって認識され、決済ブースで購入することができます。
そのため、商品をスキャンする手間が省かれるため、入店から購入までの手続きがスムーズに行えます。

店内には、アンカーで固定されたディスプレイが設置されており、ベゼル(フレーム)の角が丸く加工されているため、
従来のメカニックなディスプレイとは異なり、柔らかくてスタイリッシュな印象を与える筐体となっています。

また、店内の放映コンテンツは黒と黄色を基調としたかわいらしいキャラクターが登場するものです。
これにより、通りがかる人々に「TOUCH TO GO」の存在を知らせると同時に、アイキャッチとしての
役割を果たしていました。

 

インバウンドにも対応可、多言語AIサイネージ

駅のコンコース内には、インフォメーション機器が2機設置されており、さらに駅長室内にも1機設置されています。
これらの機器はマイクを備えており、日本語だけでなく英語、中国語、韓国語にも対応しているため、
急速に増えるインバウンドの観光客にも利用しやすいインフォメーション機器です。

コンコース内の機器は車いすの方でも利用しやすい形状と高さに設計されています。
また特殊なスピーカーを使用しているため、高齢者や人混みの中でもクリアな音が聞き取りやすくなっており、
バリアフリーにも配慮したサイネージとなっています。

 

開発が進む地域ならではのサイネージ

高輪ゲートウェイ駅周辺地区では、多くの工事現場が見られます。
街を歩いていると、工事現場の仮囲いにデジタルサイネージが設置されているのを見つけました!

このデジタルサイネージでは天気予報や建設会社のプロモーション動画が流れており、
ディスプレイが人の目線の高さに設置されているため、道行く人々の注意を引いていました。

私自身も通行人として、外出中に天気予報を確認できるのは非常に便利だと感じました。
また、この場所にデジタルサイネージがあることで、
「この場所には一体これから何ができるのだろう?」という興味が湧き、建設予定詳細まで確認してしまいました。

 

まとめ

今回は高輪ゲートウェイ駅のデジタルサイネージを中心にご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか。
今回取り上げたデジタルサイネージは情報発信の役割だけでなく、歩行者へ向けたアイキャッチを担っているものが
ありました。また「駅」という環境において、バリアフリーや多言語対応のデジタルサイネージを活用することで、
様々なニーズに応える重要な役割も担っていました。

再開発が進むこの地域では、他では見られないような最新の技術が盛り込まれたサイネージを体験することができ、
近未来的な空間を味わえるのも魅力の一つです。
まだまだ発展途中の高輪ゲートウェイですが、今後も新たなサービスやデジタルサイネージが導入される中で
さらに魅力が高まることでしょう。
未来へ向けて歩み続けるこの街から今後も目が離せません。

 

 

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