コラム
Column「街」のデジタルサイネージ(池袋編)
2018.07
- Category
- デジタルサイネージ
今回は、新入社員がお届けする 「街」のデジタルサイネージ第五弾!<東京:池袋編>です!
新宿の歌舞伎町や渋谷のセンター街と並ぶ巨大な繁華街「池袋」。
昼も夜も賑わい、年齢層も幅広い多くの人々が行き交うこの街で、新入社員がみた池袋のサイネージをご覧ください!
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街のデジタルサイネージ、今回は池袋編です。
「池袋はデジタルサイネージの宝庫」という情報を最近インターネットで見かけました。
実際に街へ繰り出してみると、その言葉通り至る所でデジタルサイネージを目にすることができます。
そして池袋におけるその多くは、駅構内と街中のビルに設置されています。
今回はその一部を見ていきましょう。
駅構内
JRと西武鉄道を中心にデジタルサイネージが設置され、様々な企業や商品の宣伝を行っています。
西武鉄道の改札口付近には合計24台あり、全ての画面で同じ広告を同時放映していました。
併せて、ポスターやフラッグなど紙媒体の広告も掲出されていました。
一定距離で同じ広告を掲示することで人々は歩きながら、知らず知らず繰り返し情報を得ていることになります。
このような「サイネージで動画配信+等間隔での広告設置」という施策は、空間に統一感をもたらし、見た目が綺麗なだけでなく、効果的な集客・販促にもつながります。
また楽曲のニューリリース情報を放映しているJR改札前のサイネージ(右写真参照)には、画面上部にQRコードが付いていて、これをスマートデバイスで読み取ると配信ストアに接続されて曲の購入ができるようになっていました。最近ではこのように電子広告から直接私たちに向けてアクションを起こすインタラクティブなものも増えてきています。
駅の改札内ではこんな便利なものを見つけました!
駅構内のロッカーの場所と空き情報を検索できるタッチパネル式のデジタルサイネージです。
画面左下で荷物の大きさを大・中・小から選ぶ、または地図上にあるロッカーをタッチすると、現在の空き情報がリアルタイムで分かる仕組みになっています。
池袋は4社の複数路線が乗り入れるターミナル駅ということもあり、海外からのお客様はもちろん、出張や旅行で大きな荷物を持っている方も多い……
そんな時に混雑した駅構内を歩き回ることなくロッカーに荷物を預けられるのは、とっても効率的で便利ですね!
皆さんも是非利用してみてください!
街中
池袋で最も賑やかなサンシャインシティの方へと向かってみました。
街中でも上の写真のように、お店の外壁やショーウィンドウ内に設置されているデジタルサイネージを多数見つけました。
しかし駅の改札付近とは違い、街中ではCMなどを流し、「静止画」ではなく「動画(映像)」で注目・関心を集めているケースがほとんどです。
また設置位置も、街を歩いているとちょうど人の視界に入る高さに設定されていました。さりげなく視界に入ることでその存在が気になり、少し顔を上げて映像を見る(しっかり認識して見る)という一連の流れを作りだしているのではないかと思いました。
そしてご注目いただきたいのはこちら!
こちらは弊社が納品したもので、サンシャインシティ目の前のSEGAのエントランス上に設置されています。SEGAの紹介ムービーを一定間隔で放映し、それ以外の時間でビル内にある飲食店の広告が表示されていました。
店内にはカフェへの入り口があり、そこにもサイネージが導入されていました。↑
カフェメニューをローテーションで表示するというシンプルなサイネージでしたが、明るくディスプレイも大きいので存在感があり、道行く人の視線を集めていました。
以上のように池袋には様々な用途のデジタルサイネージが設置されていましたが、その多くは液晶ディスプレイによるものでした。
今度は、デジタルサイネージの中でも、よりインパクトを与えられる明るさと存在感を持つ「LED」を使用した例についても少し紹介させていただきます!
池袋にもありました! LED!
まず、先にご紹介したSEGA池袋GiGOの大型サイネージがLEDビジョンで、日中でも明るくはっきり見ることができます。
西武池袋駅の東口では…
ありました!LED! 駅ナカ売店を囲うようにサークル状のLEDビジョンが設置されてます。
ちなみにこちらは弊社が納品したもので、「ベガスビジョン」を使用して、多面で曲面を表現しています。
さらに、西武の地下入口インフォメーションセンター横で素敵なLEDを発見しました。
それがこちら↓
「光の時計」と称され、西武池袋本店地下の新しい待ち合わせ場所として2010年に設置されたものです。
秒単位の時刻がリアルタイムに、デザイン性のある配置で刻々とランダムに表示され、開店時及び1時間ごとに音楽が流れて、時を告げるように設定されていました。
入口すぐの柱前面にLEDがあるので、駅構内を歩いているだけでも視界に入る、とてもインパクトの大きいデジタルサイネージです!
まとめ
池袋にあるデジタルサイネージはその多くが商業目的、宣伝目的で使用されていました。
従来の紙媒体の広告からデジタルサイネージならではの映像を用いた広告に変更することで、さらなる売り上げUPを期待できます。
また、2020年オリンピックに向けて日々変化している今だからこそ、外国人観光客向けのデジタルサイネージをもっと増やしてもいいのではないかと思いました。例えば、駅には様々な国の方が利用できるよう、多言語対応のデジタルサイネージを設置。周辺マップや路線図を掲載するなど、旅行者にとって役立つデジタルサイネージが必要だと思います。営利目的だけでなく、有益な情報配信のために、(利用者のための)デジタルサイネージが増えることで、より私たちにとって身近なものになるのでしょう。
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