- CASE
- 2025.08
STB(セットトップボックス) とは、クラウドやPCから配信されたコンテンツを受信し、ディスプレイに映し出すための小型コンピュータ です。
ディスプレイ単体では映像配信機能が限定的ですが、STBを接続することでネットワークから受け取った広告・案内・情報コンテンツを自動的に再生することができます。
もともとは「アナログテレビでデジタル放送を見るための装置」として広まりましたが、現在ではさまざまな用途で利用され、サイネージ業界でも多岐にわたり活用されています。
サイネージ専用STB『CloudExa』
サイネージは「店舗や施設で常時稼働し続ける」ことが求められます。
その点、STBはPCと比べて 専用設計かつシンプルな構造 を持つため、OSやソフトウェアの不具合が少なく、長時間連続で稼働してもトラブルが起きにくいのが大きな特長です。
特に公共施設や商業施設など、停止してしまうと信頼性に関わる環境で強みを発揮します。
STBは コンパクト設計 が多く、ディスプレイの裏や棚の隙間などに簡単に設置できます。
PCのように大きな筐体を置くスペースが不要で、配線もシンプルです。
また、導入コストや運用コストの面でも通常のPCと比べて 機器代が安価で消費電力が少なく、電気代を抑えられます。小規模店舗から大規模チェーンまで導入しやすい のが特長です。
配信ソフトを使用し、インターネットを介してSTBにコンテンツを配信することにより、遠隔地にある複数のSTBを一元管理することが可能になります。
また、配信ソフトには多彩な機能が備わっており、STBを組み合わせることでデジタルサイネージの活用の幅は大きく広がり、広告配信、情報提供、防災用途などさまざまな分野で効果的に導入することができます。
SDカードやUSBメモリなどをSTBに直接挿入し、そこに保存された動画や静止画のコンテンツを放映します。最小限の構成で映像放映が可能となり、非常にシンプルです。
スタンドアローン型は電源さえあればデジタルサイネージの運用が可能なため、インターネット接続や複雑なネットワーク設定が不要でお手軽に導入できます。
さらに、STBを活用したスタンドアローン型デジタルサイネージは、初期投資とランニングコストを抑えられるという経済的なメリットもあります。ただし、複数拠点での一括管理や、
リアルタイムでのコンテンツ更新が必要な場合は、他の方式を検討する必要があります。
インターネットを経由せず、ローカルのネットワーク環境に設置したサーバを活用して、遠隔運用が可能なデジタルサイネージシステムです。このシステムでは、STBを使用して、ローカルネ
ットワーク内でコンテンツの配信と管理を行います。
限定的なLAN・ネットワークを使用するため、安定した運用が期待でき、高度なセキュリティが求められる企業や組織に適しています。
また、オンプレミス型デジタルサイネージでは、配信ソフトを利用して効率的なコンテンツ配信が可能になります。STBを通じて複数のデジタルサイネージを一元管理することができ、大規模
な展開にも対応できます。
インターネット経由で、遠隔地の放映拠点にコンテンツの配信ができるデジタルサイネージシステムです。クラウド型デジタルサイネージは、STBを介して拠点が異なる複数のSTBに情報を即座
に配信できる柔軟性が高い運用方法です。STBはリアルタイムでのコンテンツ更新ができ、特に多店舗・多拠点展開している小売業や、広範囲に拠点を持つ企業に適しています。
STBを各拠点に設置し、クラウドシステムから一括管理することで、オンプレミス型で利用できる機能に加えてコンテンツの同期放映や割込み再生など、高度な運用にも対応できます。
さらに、天気予報や情報コンテンツなどの外部データとの連携も可能ですので、より戦略的で効果的な情報発信を実現させる運用方法です。
STB(セットトップボックス)は、サイネージ運用を支える重要な機器のひとつであり、サイネージ導入を検討する企業にとって、STBは 「効率的な運用」と「投資効果の最大化」 を
両立させるキーアイテムです。店舗やオフィス、公共施設など、さまざまなシーンで情報発信の質を高めることができるため、企業のブランド価値向上や業務効率化に大きく貢献します。
クラウドポイントのショールームでは自社開発STBの『CloudExa』を含む様々なサイネージ商材を展示しております。
詳しくは下記ショールームページ、もしくはお問い合わせフォームよりご相談ください!