コラム

Column

公共施設でのデジタルサイネージ活用

2017.01

近年、飲食店やアパレル店舗、大型複合商業施設など、多くの場所でデジタルサイネージを活用して情報が発信されるようになりました。
また、最近では市役所や区役所といったような公共施設でも導入が始まっています。

クラウドポイントでも長野県安曇野市役所にデジタルサイネージを導入させていただきました。

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この事例では、上図における右二面のディスプレイから長野県内の天気情報や、ニュースなどを放映して情報を発信しています。

さらに、手前の少し奥まった場所にあるサイネージでは、下図にあるように遊び、食や地域のイベントなど、様々に分類されたカテゴリーの中から利用者が必要とする情報を選択し、閲覧できるようになっています。
また、車いすの方にもタッチ操作しやすいように、ユニバーサルデザインを考慮した筐体設計になっています。

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さて、ではこのような公共施設におけるデジタルサイネージ導入の
メリットとはどんなものなのでしょうか?

複数あるメリットの中で二つについて取り上げてみます。

それは……

① 必要な情報を整理し、利用者自らが欲する情報を的確に提供できる
② 地域情報をより積極的に拡散させ、消費へと繋げることができる

この二点です。
具体的にどういうことでしょうか……。

① 必要な情報を整理し、利用者が欲する情報を的確に提供できる

膨大な情報を、食や文化など、カテゴリー別に分類しながらデジタル化することで、紙媒体などで情報を発信するよりも検索性を高め、空間をスタイリッシュに見せることができます。
また、利用者自らが欲する情報を能動的に取得することができます。
つまり、より多くの方々に、より多くの情報を、必要に応じてお届けすることができる、というわけです。

② 地域情報をより積極的に拡散させ、消費へと繋げることができる

公共施設で、チラシやパンフレットなどが所狭しと置かれている場所をみなさんも見かけたことがあるかもしれません。
そのような場所では、大きな文字や、派手な色の文字に目が惹きつけられるものの、いくつものチラシやパンフレットが重なっておかれてしまい、情報の詳細は捉えにくいですよね。

駅の売店の新聞などはその「一部しか見えないこと」を逆手にとって「とても気になる見出し」をつけて購買欲を掻き立てたりしていますが、公共施設の情報発信に適切な方法かと聞かれれば、疑問を感じます。

デジタルサイネージは、①であげたような、利用者が能動的に情報を探しにいく場合にも強みを発揮しますが、受動的にな状態にある利用者にも、リーチすることが可能なのです。
テレビCMのように動画や音声などを活用することで、利用者の注意を引きつけ、引きつけたところで、能動的な情報収集も可能にするのです。

情報を認識してもらうことを待つスタイルの紙媒体と比較すると、デジタルサイネージは、そこから周囲の人々へ情報を投げかけ、興味を喚起し引きつけた利用者がさらに必要とする情報を詳細に伝えることで、無駄のない情報発信が可能となります。

公共施設であれば、例えば観光・娯楽施設や特産品などの販売、飲食店、交通機関への誘導など、地元消費へとスマートに繋げていくこともできます。

またデジタル化は、掲示物の貼替作業や印刷物の更新管理・配送作業の軽減といった作業面でのメリットがあります。そして印刷物では難しかった多言語への対応も可能になります。さらに緊急地震速報などとの連動によりディスプレイを全てを避難誘導に切り替える、というような災害時の活用などにも活用いただけるものとなっております。

デジタルサイネージは
様々な情報を、必要な時に、必要な人に、そんな公共施設での利用に応えています。

しかし、こうしたデジタルサイネージに慎重なお客様も多くいらっしゃるかと思います。

確かにデジタルサイネージは万能ではありません。紙や人による既存の案内と共存させることで、より得意なサービスに特化させることができるのです。
クラウドポイントではデジタルサイネージの提供だけではなく、何をデジタル化すべきで、何を人や紙に残すべきか、そうした運用まで見据えたトータルでの提案を心がけています。

デジタルサイネージに関しまして何かございましたら、何なりとお問い合わせいただければと思います。

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