コラム

Column

多言語対応可能なデジタルサイネージ

2016.09

こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。

リオオリンピック・パラリンピックも終わり、いよいよ東京オリンピックへのカウントダウンが始まりましたね。
閉会式の日本の演出も素敵でした。
マリオになっていた安倍総理も記憶に新しいかと思います。

世界中の人たちがブラジルで熱狂したように、
4年後の東京でも世界中の人たちが盛り上がっていることを想像するだけで
なんだかワクワクしますね。

人による 多言語 の案内は限界

そんな4年後の日本に、外国人観光客をどのくらい呼びたいと
安倍総理が宣言したか、ご存じですか?

ずばり、4000万人です。(参考資料1)

「ん?4000万人ってどのくらいすごいの?」

ってなりますよね。正直ピンときません。

ブラジルのお隣、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの人口が約4000万人くらいで、、、

さらに、補足すると、アフリカのケニアもそのくらいの人口だそうです。

ナイロビの写真
<ケニアの首都ナイロビ>

・・・・ますますピンときませんね。

昨年、2015年に日本に訪れた外国人観光客数は、1973万人だそうです。(参考資料2)

4年後4000万人ということは、
今の2倍、外国人観光客が増えるということです。

当社は、渋谷にありますが、
観光客にも人気の、渋谷ハチ公口前のスクランブル交差点にいる外国人が
今の2倍に増えている!というようなイメージです。
(わかりにくいでしょうか)

そうなると日本人を見つける方が大変になりそうですが、
そんな4年後の日本を強力にサポートするのがデジタルサイネージなんです!

そこで、多言語のデジタルサイネージにしたらどんなメリットがあるのか、
というあたりをご紹介しますね。

従来型の看板、標識、ポスター、チラシ、パンフレットといった手法、
あるいは「人」による案内では

① 各国の人にそれぞれの言語で情報を届けることが難しい
② マルチリンガルで観光客の案内ができる人材の確保が難しい

という2点が大きなネックとなっています。

インバウンド人口が増えれば、
より多くの国、より多くの言語圏からの観光客が増えます。

ポスターや案内板に何ヶ国語も書き込んだり、
同じ内容の配布物を言語ごとに何十種類も用意するわけにもいきません。

そして、観光協会や警察官で、何カ国語も自在に話せる人も
そうそういるわけではありません。

店舗でも然りで、4000万人という見込みの外国人観光客数に対して、
人や従来型の掲示物・配布物では、実際問題としての対応が難しいのが現状です。

このような時に、
デジタルサイネージは①と②の欠点を同時に解消・軽減する、現実的な解となり得るのです。

多言語対応可能なデジタルサイネージ

例えば、当社では東京駅八重洲中央口のグランルーフに
5台の屋外型のデジタルサイネージを設置しました。

東京駅八重洲中央口サイネージ!タッチパネル5台 観光都市へ一役

地上1階通路部分に縦型ディスプレイ4台と、

2010928-02

2階デッキ中央部分に横型のディスプレイという構成です。
これらをフィルムタイプのセンサーによってタッチパネル化してあります。

ごらんのように屋外に設置してありますので、
防水・防塵などに対応した
特殊な筐体(きょうたい)で製作されております。

表示を切り替えられるデジタルサイナージなら、
たった1枚のポスタースペースで何ヶ国語でも対応できますし、

見ているだけの放映型のデジタルサイネージでは、
観光客が理解出来る言語で表示されるのをひたすら待たなければなりませんが、
タッチパネルのサイネージなら、利用者に選んでもらえれば
見たい言語にすぐ切り替わりますし、道案内でも店舗情報でも観光案内でも、
目的の情報にすぐたどり着けますよね。

こちらは、当社のタッチパネル一例に過ぎませんが、
利用者からの入力を受け付けるのは
タッチパネルが全てではありません。

技術進化と汎化によってますます進む多言語化

スマートフォンのアプリと連携したり、
NFC※1Bluetooth (ブルートゥース)※2ビーコン※3といった近距離通信技術や、
顔認識や音声認識といった技術も実用の段階にあります。

読者の皆さんがお使いのスマートフォンにも、
音声や顔や指紋で
ロックを解除する機能が付いているのではないでしょうか。

こういった各種の高度な技術が成熟し、
ソフトウェアやコンテンツの発展によって利用シーンが多様化することによって
多言語対応のデジタルサイネージは、ますます強力なツールとなるでしょう。

今後、外国人観光客の増加が見込まれる場所には、
必須のツールとなってくるのではないでしょうか。

当社では、
設置環境に合わせたディスプレイの選定や、
多言語対応などのシステム構築、設置施工まで
ワンストップでご提案させていただきますので、
もし、ご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

では、4年後の東京オリンピックを楽しみに
このあたりで失礼致します。

お問い合わせ

 


 

参考資料1日本政府観光局 国籍/月別 訪日外客数(2003年~2016年)
首相官邸「明日の日本を支える観光ビジョン」-世界が訪れたくなる日本へ- 概要
参考資料2日本政府観光局 訪日外客数
※1NFC・・・Near Field Communicationの略で、近距離無線通信技術のひとつ
※2Bluetooth (ブルートゥース)・・・周辺機器をワイヤレスで使える近距離通信規格のこと
※3ビーコン・・・ここではBluetooth信号の発信機

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