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街のデジタルサイネージ(難波編)2023

2023.09

街のデジタルサイネージ6回目は「難波エリア」です。
2023年新卒の書くコラムをぜひご覧ください!


 

難波は大阪の「ミナミ」と呼ばれる街であり、「キタ」の梅田と並ぶ大きな繁華街です。
その難波には、どのようなデジタルサイネージが設置されているのか、本コラムでお伝えしていきます。

巨大広告を放映するBRAVE VISION NAMBA


なんばシティ本館と南館の間にある通路を抜けた交差点の一角に建つBRAVE難波に設置されたデジタルサイネージです。
右側ビジョンには静止画でテナント情報が、左側には動画で広告コンテンツが放映されています。
ビジョン下の左右には一台ずつスピーカーが設置されており、近くを走る車の音に勝る音量で動画コンテンツの音が流れていました。
周辺には駅や商業施設があるため、多くの人の目に留まると考えられます。
過去には、左右のビジョンの間にある角をうまく活用して、3Dコンテンツの放映がされていました。

 

エディオン入り口を彩るLEDディスプレイ


エディオン難波本店の入り口には日中の太陽光に負けない明るさを放つ、3面のLEDビジョンが設置されています。
日が落ちた後に見ると周囲をパッと照らし、日中と比較してより存在感が増したように感じます。
画像右下の内照看板と比較しても、LEDディスプレイだから出せる華やかな明るさを感じ取ることができます。

 

美しい映像を放映する波形マルチディスプレイ


エディオン店内1階のイベントスクエア前に設置されている、液晶マルチディスプレイです。
こちらは、54台の55インチの有機ELパネルにより構成されています。
大きさは、幅8,700mm、高さ3,700mm、奥行2,100mmになっています。
パネル自体が曲面で、全体が特徴的な波形を構成しており、前を通った人の目を引く圧倒的なインパクトがあると感じました。
全体に1つのコンテンツを流すのではなく、全体を3分割してそれぞれに同一コンテンツを流すことで、エレベーター付近に立ち止まるという交通障害を防ぐ効果が見られました。
広告コンテンツが放映されており、解像度が非常に高く、どの角度から見ても違和感がない美しい映像を見ることができました。

 

ピカル広場の空間演出を担う円柱型デジタルサイネージ


こちらはエディオン1階のピカル広場にある円柱型のデジタルサイネージです。
外からだけでなく、店内からも見える位置に設置されています。小さな正方形のLEDパネルを敷き詰めて、2階の高さに達する円柱型を構成しています。
こちらは、空間演出を目的として設置されていると感じました。
レンガが崩れる様子や、海を泳ぐ魚、飛び散るペンキのようなアニメーションが施されており、周囲に置かれたベンチに座るとついつい見てしまう仕掛けがありました。

 

まとめ

難波は、有名なグリコ看板、通天閣、など大阪のシンボル的要素が多く集まる街のデジタルサイネージは、施設に新シンボルを誕生させる効果を担っていると考えられます。
エディオンは家電量販店ということもあり、最新機器に触れる機会が多いと考えられるので、今後どのようにデジタルサイネージを活用していくのか、動向に期待です。

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