コラム
Column街のデジタルサイネージ(梅田編)2022
2022.07
毎年恒例の新入社員がお届けする「街」のデジタルサイネージ情報。
関西でLEDビジョンや液晶ディスプレイとを見かけることが多くなりました。
今回は、大阪で2025年に開催される日本国際博覧会により、
インバウンドを含む多くの来阪者が見込まれる関西有数のターミナル駅<梅田編>です!
新入社員から見た「街」のデジタルサイネージをぜひご覧ください。
◇梅田の各駅と施設や街を繋ぐ連絡通路
1日約40万人を超える来街者が訪れる、日本最大級の複合商業地下街「ホワイティうめだ」の液晶ディスプレイです。
地下街天井部を中心に204面のデジタルサイネージが導入されており、
通路の天井にはディスプレイが一定間隔で設置されています。
また、このようにディスプレイがV字型に両面で合わさっているため、
両方の方向からディスプレイを視認することが可能です。
1枚目の通路を例に挙げると、両面で4枚のディスプレイが縦に6列あり、合計で24面が一列に並んでいます。
そのディスプレイには、商業施設の販促がコンテンツとして放映されていました。
他にも、地震・水害などの非常時の情報展開においては、Lアラート情報を自動的に配信する機能や、
停電時は2次電源で効率的に情報を発信するなど、地下街全域に的確な情報を伝達可能な仕様となっています。
日本最大級の連絡通路ということもあり、通行人が一定の方向に向かう性質を上手く利用した
デジタルサイネージであると思います。
(プレスリリースはこちら▶https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000005020.html)
◇梅田ツインタワーからJR大阪駅御堂筋南口に向かう信号上
JR大阪駅御堂筋南口の上に設置されたLEDビジョンです。
阪急梅田駅からJR大阪駅に向かう途中の人通りの多い横断歩道の上に設置されており、
信号待ちの際には、「信号待ちの皆様」と呼びかけるコンテンツがあり、
目にした時に必ずと言って良いほどそのまま見てしまうものだと思います。
実際、現地ではサイネージに意識を向けている通行人の方々も多く見受けられました。
訴求力の面でよく考えられているものだと感じました。
また、写真のように鉄道の運行情報が随時更新されていました。
JR大阪駅へ向かう通路であるため、駅利用者にとってニーズに合った便利なコンテンツだと感じます。
そして、この写真は2階の連絡通路から撮影しており、しっかりと情報をとらえることができます。
そのため、横断歩道を利用する人だけでなく、上の階から向かう人にも需要のあるデジタルサイネージだと思います。
◇タッチパネル式の案内デジタルサイネージ
JR大阪駅周辺を案内してくれるタッチパネル式のデジタルサイネージです。
周辺地図やイベント情報、レストランや公共施設の案内などを調べることができるコンテンツが表示されていました。
また、英語や中国語をはじめ6カ国語で情報を閲覧することが可能です。
さらに、駅に1箇所だけではなく、主要な出入口や隣接する商業施設など至る所に設置されていました。
このような案内をしてくれるデジタルサイネージは、最近商業施設で見かけることが増えましたが、
駅構内での使われ方はあまり無いのではないでしょうか。
非常に利便性の高いデジタルサイネージだと感じました。
◇まとめ
今回は関西でも有数の駅利用者数を誇るエリアだったため、
駅構内や連絡通路のデジタルサイネージをテーマに着目してみました。
何気なく駅に向かう歩行者に対して、連続性のあるサイネージや歩行者が必ず止まる信号上に設置したサイネージ、
それに合わせたコンテンツなど、各サイネージが歩行者に対する訴求力は高いものだと感じました。
2025年に行われる大阪万博に向けてまだまだ発展していくと考えられるので、
今後もデジタルサイネージは街に広がっていくのではないかと思います。
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