街のデジタルサイネージ（渋谷編）2023

街のデジタルサイネージ4回目は「渋谷」です。
2023年新卒の書くコラムをぜひご覧ください！

多くの人々が行き交い、常に流行の先端をいく街、渋谷。
目まぐるしく躍動し続けるこの街にとって、デジタルサイネージという存在は当たり前な存在になってきています。
今回はLEDビジョンを使用した屋外広告をメインに、私たちの生活に溶け込むデジタルサイネージを紹介していきます。

ようこそ渋谷へ！ 待ち構えていたのは12本の柱！？

渋谷駅で電車を降り、地下2階コンコースを歩いていると、一直線に立ち並ぶ12本の柱が現れました。
計24面の超高精細LEDビジョンには連続性のある映像が映し出されており、渋谷に降り立った人々の気持ちを高揚させるような演出が施されています。
通行人を楽しませるだけでなく、同じ広告を連続設置することで視認性を高め、効果的な訴求を実現しています。

不揃いなLEDビジョンが連動！　流動的な映像が街に賑わいを

スクランブル交差点にて信号待ちをしていると、目に飛び込んできたのは縦横・サイズのバラバラなLEDビジョン。
無造作に並んでいると思いきや、上から下に流れるように連動している映像が映し出されています。
あえて不揃いにすることによる異質感や複数の画面を活用したコンテンツの世界観の演出は、
人々の視線を集めること間違いなしで、交差点の通行人や信号待ちをする人々の視線を集める的となっています。

思わず吸い込まれてしまう？ お店の入口にインパクトを！

スクランブル交差点の先に進むと、見えてきたのはアパレルショップ。
入口に設置されたLEDビジョンから華やかな雰囲気を受け取ることができ、
思わず店内に足を踏み入れたくなってしまうような演出を実現しています。
また店頭の装飾には大きなLEDビジョンだけでなく、小さなキューブ型でさりげなく取り入れているゲームセンターもありました。
店頭での販促は、まずお客様を店内に呼び込むことから始まります。
そのきっかけ作りにおいて、人々の興味と視線を集めるLEDビジョンは効果抜群です。

４つの液晶ディスプレイがお出迎え！　渋谷パルコの案内表示

渋谷パルコの前には、4つの液晶ディスプレイが等間隔に立ち並んでいました。
コンテンツ内容は施設案内やキャンペーン情報などの施設利用者向けのものから、周辺の地図やその日の気温などの通行人向けまでさまざまです。
特に一番右側のコンテンツは、花粉や紫外線などの季節ごとに知りたいタイムリーな情報がデータ化されており、利便性の高いデジタルサイネージとなっています。
その日の気候が5段階の顔文字で表現されるのも、視認性が高くユーモアがあって印象的でした。

まとめ

今回取り上げた渋谷のように、多くの人が行き交う場所において、人々の注目を一斉に集めることは容易ではありません。
しかし色や動きを自由に操ることのできるデジタルサイネージを手段にすることで、
人々の波に埋もれないようなインパクトのある情報発信を実現できます。
流行の最先端で止まることなく躍動し続ける渋谷が今後どのような姿になっていくのか、目が離せません。