街のデジタルサイネージ（秋葉原編）2023

今年2本目の街のデジタルサイージコラムは、秋葉原です。
ぜひご覧ください！

はじめに

「アキバ」の愛称で親しまれている秋葉原。
秋葉原といえば、アニメやゲームのイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。
日本だけでなく、世界からアニメやゲームの「オタク」の文化を目当てに来ている方が多い印象を受けました。
電気街やオフィス街ともいわれる秋葉原はJR各線を含め7路線が通っているため、
秋葉原駅付近は多くの時間帯に人で溢れています。
今回はそんな秋葉原のデジタルサイネージを紹介いたします。

駅付近のデジタルサイネージ

こちらは駅構内に設置されている液晶ディスプレイです。
駅周辺の地図の隣に設置されていて、自転車放置禁止やテロ防止、詐欺防止など警視庁と協力した内容が放映されています。
写真を見ていただくと、ディスプレイの明るさが目に入ると思いますが、明るさだけでなく、
映像が頻繁に入れ替わることで歩いている人の目を引いていた印象がありました。
人通りが多く、多くの人が利用する地図の隣に設置することによって、犯罪防止に繋がっているのではないかと考えました。

ゲームセンターの入り口のデジタルサイネージ

こちらはゲームセンターの入口に横長で取り付けられたデジタルサイネージです。
店舗ロゴをLEDビジョンで横に流しています。
こちらは輝度が高いうえに、定期的に色合いが変わっていたり、ロゴが常に流れていて動きが多く非常に目立っていました。
LEDの隣の通路沿いには液晶ディスプレイも２台設置してあり、
店舗の新着商品の情報や店舗の何階にどんなものがあるかなどの情報が放映されていました。
フィギュアなど作りの細かい新商品でも、液晶ディスプレイによってフィギュアの表情や衣装の繊細な部分まできれいに表示されていました。

こちらは別店舗のゲームセンターの入口に設置されていた液晶のデジタルサイネージです。
紹介した２店舗以外のゲームセンターの入口にはデジタルサイネージが取り付けられている例が多く見られました。
付近にデジタルサイネージが少なかったり、ライトのない看板なども多かったため、
こちらのサイネージが辺りを照らしていて目立っていました。

家電量販店のデジタルサイネージ

駅を出てすぐにある家電量販店の入口の上にはLEDビジョンがありました。店舗の情報や、おすすめ情報、テナント情報などを放映しています。
周りの広告は電飾看板のため、こちらのLEDビジョンのみが動きのあるもので、歩いていく人の多くが見上げていました。
また、こちらは駅から少し歩いたところにある別の家電量販店です。
大きな交差点に面しているところに建てられているのですが、入口には大型液晶ディスプレイが設置されていて、横断歩道を渡った先からでも十分に見えました。

また、デジタルサイネージの横には4つのスピーカーも設置されていて、
交通の音にも負けないような音量で映像にあった音声も流れていました。
こちらの音声があることにより信号待ちで足を止めた人や、通りすがりの人の目に留まりやすくなっているのではないでしょうか。

まとめ

今回は秋葉原駅周辺の「駅・家電量販店・ゲームセンター」のデジタルサイネージをご紹介いたしました。
今回紹介したほかにも秋葉原駅周辺にはデジタルサイネージの利用が多く、
「オタクの聖地」という世間のイメージにある通り、アニメやゲームの広告や空間演出としてキャラクターを
用いてるものも多くありました。
夜は特に大きなデジタルサイネージの明かりが周りのビルに反射したり、街灯のように辺りを明るく照らしていて街の活気づけのひとつになっているのではないかと感じました。
中には足を止めてサイネージに映るキャラクターの写真を撮っている人を何度も目にしました。
今後もデジタルサイネージを利用したアニメやゲームの広告や展示、販売店が秋葉原駅周辺に増えていくのではないでしょうか。