コラム

Column

街のデジタルサイネージ(川崎編)2022

2022.07

毎年恒例の新入社員がお届けする「街」のデジタルサイネージ情報。
今回は、神奈川県内でも有数のターミナル駅として交通アクセスが良好な<川崎編>です!
再開発によって近代化が進み、住みやすさと利便性が両立されている街でもあります。
新入社員から見た「街」のデジタルサイネージをぜひご覧ください。


◎はじめに
川崎駅は東京都と横浜市に隣接しており、非常に人の行き交いが多い街です。
駅の乗降者人数ランキングでは全国11位。1日に42万人もの人が利用する駅となっています。
(2019,国土交通省国土政策局「国土数値情報(駅別乗降客数データ)」より)
駅を中心として次々と大型ショッピングセンターが誕生し、特に、大型のデジタルサイネージが各所にみられました。

 

◎広告媒体として設置された迫力あるLEDビジョン

駅の改札を出たところにあるアーケード内に、大型LEDビジョンが設置されていました。
設置場所から約50m離れたところからでもしっかりと視認することができ、とても存在感のあるLEDビジョンとなっています。

LEDビジョンの両側には大型のスピーカーが1つずつ設置されており、音声も聞き取りやすいと感じました。
アーケード内に響き渡る音量に設定することで、より視認性も上がっていると思います。
またTVCMのような広告が放映されており、家のTVで見るCMと同じものでも、よりダイナミックで迫力のある印象を受けました。
大型アーケードの正面に設置されているため、視認時間も長く、CMのような放映時間の長い広告が放映に適していると考えます。

 

◎エスカレーター利用者をターゲットとしたLEDビジョン

その大型LEDビジョンの下には、エスカレーター利用者をターゲットとしたメッシュビジョンがありました。
駅ビル商業施設の紹介だけでなく、「電車のイラストが動く」コンテンツや「玉手箱から野菜が飛び出る」コンテンツなど
ポップなものも放映されており、特に子供の目を惹いていました。
販促PRだけでなく、その空間の雰囲気を盛り上げる役割も果たしているように感じます。

 

◎シンボルとなるLEDビジョン

川崎駅直通の人気大型施設ラゾーナ川崎。
その象徴ともいえる広場の中心にもLEDビジョンが設置されており、広場に憩う人々の注目を集めていました。

映画の予告編や、テナントショップのブランドムービーなどが流れることで、販促PRとしてだけでなく、
広場全体が明るく楽しい空間となる演出も担うLEDビジョンだと感じます。
高輝度なため快晴でも視認性が良く、多くの人が目を止めるLEDビジョンです。

 

◎終わりに
利用者が非常に多い川崎駅では、大型のデジタルサイネージが目立ちました。
小型のものを複数台設置する手法もありますが、川崎駅やラゾーナ川崎などの開けた空間では、
大型のものを1台設置する方がより効果的に情報を提供することができると思います。
また、大型のデジタルサイネージは、あるだけでその空間の雰囲気を変える影響力があるようにも思いました。
情報提供や販促PRだけでなく、空間演出の役割をもつデジタルサイネージが多かったのもその理由の一つではないでしょうか。
再開発が進む川崎駅。人が行き交う場所では、今後もデジタルサイネージが増えていくと期待できます。

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