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デジタルサイネージとマルチディスプレイ

2016.09

今回は、デジタルサイネージの中でも、「マルチディスプレイ」と呼ばれるものをご紹介します。
マルチディスプレイとは、複数の液晶ディスプレイを組み合わせて作る、大型ディスプレイのことです。

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こちらは、兵庫県にある「三宮VIVRE」という商業施設です。
60インチのディスプレイを4台組み合わせたもので、「4面マルチ」と呼ばれます。

上記の例では、縦2台×横2台といった組み方をしていますが、
これ以外にも、様々な形の「○○面マルチ」を作ることができます。

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こちらは、同じく「三宮VIVRE」の、2面マルチです。
縦に2台並べて、フロアや店舗の紹介ムービーなどを放映しています。
この事例の特徴は、ディスプレイが「縦長」に並んでいることです。

ディスプレイの縦と横の比率は、ほぼ決まっています。
そのため、一つのディスプレイで上記事例のような、
縦長画面を作り出すことはできません。

そんな時、自由に画面の形を作ることのできるマルチディスプレイによって、
スタイリッシュな演出が可能となるのです。

What's Digital Signage ?!

こちらは、「相模大野ステーションスクエア」の25面マルチです。
上記の写真では、ひとつひとつのディスプレイごとに、
映像を区切っていますが、
大画面でひとつの映像を映すこともできます。

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マルチディスプレイの良い点のひとつが、
以上のように、
様々な形・映像の区切り方が出来ることです。

続いては、「新宿東口 アインズ&トルペ」のマルチディスプレイをご紹介します。
こちらは、縦3台×横8台の24面マルチです。

ここでも、流す映像に合わせた、様々な映し方がされています。

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〈横長1画面〉

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〈2画面〉

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〈3画面〉

また、こちらの事例では、カメラを使った面白い仕組みも取り入れています。
ディスプレイの上部にあるカメラが人を感知し、映像が、人の動きとリンクします。

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こちらのコンテンツでは、ディスプレイの前を人が通ると
画面中の女性たちが目で追いかけてきます。

さらに、ガラス越しに画面をタッチすることで、
クーポンをゲット出来るといったコンテンツもあります。

このような、利用者のアクションを取り入れる仕組みを使った映像のことを、
「インタラクティブコンテンツ」と呼びます。

こういった体験型のインタラクティブコンテンツでは、
マルチディスプレイにすることで、等身大あるいは、大迫力での訴求ができます。

ところで、なぜ複数台のディスプレイを組み合わせる必要があるのでしょうか?

「大きなディスプレイを使えばいいじゃないか!」

と考える方も、いらっしゃると思います。

一つは、これほど大きな画面を作れるほどのディスプレイが存在しないということです。
実は、以前は100インチのディスプレイを販売していたメーカーもありました。
しかし、
「取付工事の際に、業務用エレベーターに乗らない」
「搬入できる場所がない」
などといった理由から、現在では90インチが最大サイズとなっています。

「とはいえ、やっぱり大きな画面のディスプレイで映したい」
といった時に、マルチディスプレイの出番となります。

マルチディスプレイの特徴として挙げられるのが、ディスプレイの「枠」の部分です。
この「枠」の部分は、ディスプレイ業界で「ベゼル」と呼ばれています。

ベゼルが細ければ細いほど、画面上の黒い線が目立たなくなります。
しかし同時に、ディスプレイを支えるための強度もより必要とされます。

そのため、細いベゼルのディスプレイのほうが、価格が高くなります。

最近では、どんどんベゼルの幅も小さくなっています。
薄いものだと、隣り合うディスプレイ同士のベゼル幅を足しても、6.5mmです。

また、「シームレス」(※1)と呼ばれる、ほとんどつなぎ目が分からないタイプも、
登場しつつあります。
※シームとは布や革の縫い目。板やパイプなどの継ぎ目。

このように、どんどん進化しながら増えていくデジタルサイネージ

当社のオフィスがある渋谷の街中も、
見渡せば、必ずどこかにデジタルサイネージが付いています。

皆様も、街中を歩かれる際にはぜひ、
面白い「マルチディスプレイ」を探してみてください。

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※ シーム ・・・ 布や革の縫い目。板やパイプなどの継ぎ目。

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