コラム

Column

デジタルサイネージは空間演出にも役立つ!
効果的な使用方法を紹介

2025.05

デジタルサイネージとは、ディスプレイなどの電子表示媒体を使用した情報発信技術のことを指しますが、
空間演出にも役立てられているのをご存じでしょうか。
 

そこで今回は、デジタルサイネージの効果的な使用方法をご紹介します。
デジタルサイネージによる空間演出のポイントやメリットも解説しますので、デジタルサイネージの導入にご興味のある方は、ぜひ参考にしてくだい。
 

 

空間演出とは

まずは、空間演出の概要を説明します。 

 

空間演出とは? 

空間演出とは、空間の雰囲気を魅力的に演出することをいいます。
空間演出の目的や方法はさまざまですが、最近ではデジタルサイネージを活用した空間演出が増加傾向にあるようです。
また、デジタルサイネージとSNSの連動
により、最新コンテンツを自動配信するシステムやサービスが人気で、注目度を高める効果も期待できます。
 

 

空間演出を構成するもの 

空間演出を構成しているのは空間」「映像」「」「照明の4つです。
視覚
聴覚など、複数の感覚を同時に刺激すると、より効果的に空間を演出できます。
特に、デジタルサイネージを活用して映像と音声を同時に流すことで、集客効果や購買意欲も高められるでしょう。
また、デジタルサイネージは映像や音声
のみならず、香りや触覚を活用した演出や季節・時間軸を取り入れることも可能なため、目的に合わせて五感に働きかける空間演出が求められています。

 

空間演出によって得られるメリット 

<集客効果> 

デジタルサイネージによる空間演出は、高い視認性で集客効果を得られます。
最新技術を利用して音や光、映像などを組み合わせれば注目度の向上も可能です。
また、デジタルサイネージは更新性にも優れているので、リアルタイム配信による最新トレンドの常時発信もできます。
コンテンツの内容がSNSで広まれば、さらなる集客効果も期待できるでしょう。
 


<購買意欲を高める効果> 

空間演出を通して特別な体験の場を提供すると、購買意欲を高める効果に期待できます。
ターゲット層が知りたい情報や、興味を持つ内容を発信することにより、訴求効果の向上も可能です。
また、デジタルサイネージの情報は随時変更できるため、タイムセールや期間限定のサービスなどのリアルタイム情報も掲載できます。
 


<記憶に残りやすい> 

空間演出にインパクトのある表現を盛り込むと、記憶に残りやすくなり、認知度の向上に期待できます。
デジタルサイネージには最新技術を搭載した機種も多く、中でも、実際の動きと映像が連動した没入感のあるインタラクティブ型やAR(拡張現実)を活用した機種がおすすめです。
また、空間演出で利用者にインパクトを与えられると、顧客満足度やブランディングの向上効果も得やすくなるでしょう。
 

 

空間演出はどんな業態や業種に必要? 

空間演出はさまざまな業態や業種に必要で、主に以下のシーンに活用されています。 

・オフィスのエントランス 

・展示室やショールーム 

・商業施設やホテルのイベントスペース 

・商品のPR・訴求 

商業施設の空間演出にデジタルサイネージを活用する場合は、イメージキャラクターの動画を配信することで、
利用者にコンセプトが伝わりやすくなります。
また、出入り口に設置すると、時間帯や天候を問わず施設内の情報発信が可能です。
さらに、デジタルサイネージはホテルの共用部や空港内にも活用されており、解像度の高い画像や映像の変化により、
観光客の集客効果を狙う場合にも役立てられています。
 

 

空間演出のトレンドは「イマーシブ空間」 

近年では、イマーシブ空間を利用した空間演出がトレンドです。
イマーシブ空間とは、デジタル技術(AIやXR)を駆使した仮想世界を擬似体験できる空間のことを指し、エンターテイメント・ビジネス・ミュージアムなど多くの場面に活用されています。また、イマーシブ空間は、没入感のある顧客参加型の空間演出も可能です。
最近では、
VRゴーグルを活用したメタバースも多く、ビジネスシーンでは接客や研修などに役立てられる場合もあるため、マーケティング強化への効果も期待できるでしょう。 

 

デジタルサイネージによる空間演出のポイント 

ここからは、デジタルサイネージによる空間演出のポイントをご紹介していきます。 

 

コンテンツの選び方 

<動画> 

動画はデジタルサイネージとの相性がよいコンテンツです。利用者に情報を伝えやすく、かつ注目度が高いため、新たな市場やターゲット層に向けたマーケティングとしても活用できます。
なお、インパクトのある動画コンテンツは、高い訴求効果が期待できますが、秒数や撮影、CG制作など作り込みが多くなると、制作コストが高くなる点に注意が必要です。
 


<静止画> 

画像やイラストなどの静止画は、制作コストを抑えながらデジタルサイネージを活用する場合に適しています。
動画コンテンツよりも落ち着いた演出で、設置場所や時間帯に合わせて発信でき、スライドショーによるコンテンツ配信も可能です。
また、会場案内や公演予告などの文字情報・商品の宣伝画像を表示する場合にも適しており、設置場所の規模を問わず、さまざまな場所に活用されています。 


<Web> 

デジタルサイネージは、企業の公式サイトやキャンペーン情報など、Webコンテンツも直接表示できます。
Webコンテンツはタッチパネル方式のデジタルサイネージと相性がよく、利用者がその場で操作できる
ため、
双方向性のある情報を発信する場合におすすめです。ただし、サイネージ
Webコンテンツを制作するには、UIやシステムなど専門的な知識が必要なので、業者に依頼する必要があります。 


<音声・音楽付きコンテンツ> 

音声・音楽付きコンテンツとは、静止画や動画に音声やBGMを付けたコンテンツのことを指します。
静止画や動画のみのコンテンツよりも注目を集めやすく、行動促進効果が期待できる点が特徴です。
ただし、音声・音楽付きコンテンツは、使用する音声が著作権などの問題につながる可能性もあり、十分に注意しなければなりません。

 

デジタルサイネージの設置場所を考える 

デジタルサイネージを空間演出に活用する際は、より効果的に空間を演出できるよう、視認性の高い設置場所を考えておくのがおすすめです。  

例えば、店舗や施設、オフィスのエントランス空間においては、ブランディングムービーやウェルカムメッセージを表示することで、来場者に店舗の世界観や企業コンセプトを強く印象づけることができます。
商業施設のエレベーターホールや階段の踊り場、休憩スペースなどでは、センサーやタッチ操作を用いてインタラクティブに情報提供する空間としたり、BGMなどと組み合わせてちょっとした癒し空間を演出したり、来社時の待合時間を快適にする空間を作ることができます。 

 

ユーザーが参加できるかを考える 

デジタルサイネージにユーザーが参加できるインタラクティブな演出を導入すると、ただ見ているよりも印象に残りやすい傾向にあります。観客参加型のゲームなど、体全体で楽しめるコンテンツでリアルな体験を共有すれば、ターゲット層への訴求効果も期待できるでしょう。
また、伝えたい情報や商品の魅力を明確にすることにより、顧客満足度の向上も目指せます。
 

 

大型のデジタルサイネージは空間演出に最適 

大型のデジタルサイネージは、イマーシブ効果が高く、臨場感を与えることが可能なため、空間に合わせた映像やデザインを流すことで、その場所をより魅力的な空間へと演出できます。 

例えば、商業施設であれば季節ごとのテーマ映像やプロモーションムービーを放映して、空間のテーマに合わせた雰囲気づくりをするのに最適です。
また、店舗や展示会等においては、デジタルサイネージを通じて来場者にブランドや製品の物語を伝えることで、そのストーリーを鮮明に表現することができ、お客様との間により深い感情的なつながりを生み出します。 

 

デジタルサイネージを空間演出に活用するメリット 

 ここからは、デジタルサイネージを空間演出に活用するメリットを解説します。 

 

視覚的なインパクトを与える 

デジタルサイネージは、動きや鮮やかな色彩を活かして視覚的に強い印象を与えることができます。
これにより視聴者の注意を引きやすく、映像への興味・関心を集めることができ、ブランドのコンセプトやメッセージを効果的に伝えることが可能です。
 

 

空間との統一感のあるデザインを創造できる 

デジタルサイネージは、機器によっては空間のデザインやレイアウトに合わせてディスプレイのサイズを自由にカスタマイズすることが可能です。
そのためディスプレイの形や配置を工夫することで、空間全体と調和し、視覚的な一体感を作り出したり没入感を高めたりすることができます。 

 

ブランディング効果が期待できる 

デジタルサイネージを活用した空間演出は、先進的で競合との差別化ができるため、ブランディング効果にも期待できます。 

例えば、ストーリーテリングという手法に則り、店舗のディスプレイやイベント会場で企業のブランド・製品にまつわるストーリーを映像で表現すれば、来訪者にブランドの価値や特徴をより深く印象づけることが可能です。 

また、デジタルサイネージにタッチパネルやセンサー機能を組み込むことで、来場者が直接ブランドや製品に関する情報に触れることができるインタラクティブな体験を提供でき、ユーザーはブランドへの深い理解や好感を持つことが期待できます。 

 

まとめ 

 デジタルサイネージは、映像と音声を同時に流すことにより、効果的な空間演出が可能です。
最近では、仮想世界を疑似体験できるイマーシブ空間がトレンドで、デジタルサイネージを活用して映像や音楽と組み合わせれば、没入感も演出できます。
リアルタイム配信で最新トレンドを掲載し、集客効果の向上を狙うのもおすすめです。
 

ぜひ、空間演出を目的としたデジタルサイネージを導入してみてはいかがでしょうか。 

クラウドポイントでは、デジタルサイネージ導入に関してトータルサポートさせていただいております。ご相談・ご質問ございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

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